壊したり創ったり考えたりするブログ

タイトル通りです。説明不要。多くは語らず。尻尾は振らず。どうかよろしくお願いします。

解体シリーズ第5弾「解体工事に苦情をいれる時のポイント 〜埃・振動に対して〜」

どうも、お馴染みショックマンです。

 

前回に引き続き、解体工事に苦情をいれる時はこんなことを意識すると効果的ですよーというお話で今回は埃と振動編になります。

 

まず始めに断っておかないといけないことがあるのですが、埃と振動に関しては騒音の時のようにこれと言ったポイントは正直ありません。


じゃあ書くなよって思うかもしれませんが、騒音編と分けて書いてしまったばっかりに書かざるを得ない状況になってしまいまして。


書かないとスッキリしない心境になってしまいまして。


そして僕の経験上「この記事読んでも求めてる場所に辿り着かなそうだな」っていう記事にこそ思いがけない発見があったりするんですよね。


ごく稀に。


なので読んでも読まなくても・・・というノリで書きますので暇潰し程度にお付き合いください。


よろしくお願いします。


さて、冒頭でも述べた通り騒音の苦情のようにポイントというのは特にありません。

 

「埃すごいんですけど」

 

「揺れるんですけど」

 

これで十分伝わるからです。

 

現場の対応も至ってシンプルで、埃なら散水量を増やす。

 

振動は何の動きによって揺れているのか特定して、その動きを制限・制御する。


これに尽きます。


理由はいたって単純ですが、そもそも粉塵と振動がどうやって発生するのかを挙げていきます。


粉塵の場合。


①コンクリートを割る


②埃が積もった物を動かす


③未舗装の現場内を大型車が通行する


これらに対して粉塵を抑えるには何をするのか。


①水をまく


②水をまく、もしくは洗い流しておく


③やっぱり水をまく


こういうことなんですよ。


とにかく散水量なんです。


ブレーカー等と違って作業が制限されることがないので対応しやすい、だからただただ言うだけなんですね。


妥協せずにちゃんと埃が気にならなくなるまで言いましょう。


ただし、1つ注意してもらいたいことがあります。


埃すごいなーやだなーと思って現場を見に行ってみたとします。


あーちゃんと水まいてるっぽいなーと思っても、「その散水機じゃだめでしょ」というパターンもあり得ます。


それはジェットウォッシャーを使っている場合です。


ジェットウォッシャーというのは洗車場にあるような高圧洗浄機のようなものです。


通販番組に明るい方ならケルヒャーをイメージしてくれたらいいです。


あれって一見すごい水出してると見せかけて水量は全然少ないんですよね。


汚れを落とすために近距離でなら使えるんですけど、解体現場で遠距離から水をまかないといけない場面ではまあ使えない使えない。


ちょっと風吹いてれば埃と一緒にどっか飛んでっちゃいますから。


埃と霧が一緒に飛んでくると本当に最悪ですからね。


もし敷地外まで埃飛んでくるのにジェットウォッシャー使ってたら、それじゃあだめだと言ってやってください。


水量たっぷりの散水機がニューマチック工業や各メーカーから出てますし、リースもありますのでそれを使えと言ってやってください。


業者側もそういうのがあることは分かっているはずですけどね。


「安いから使ってるだけ」なんですね。



それからもうひとつ。


埃のことで苦情をいれたとき


「散水できる場所が解体中は危険箇所になるので人を立ち入らせることができないから、今はこれ以上粉塵を抑えることが難しい」


というようなことを言われたら、リモコン式の無人散水機がありますよっていうカードを出してください。


ホース繋げて置いとくだけであとは遠くからリモコンで上下左右に水をまくことができます。


これなら万が一のことがあっても人が怪我することはありませんからね。


こんな風に苦情に言い返す人はなかなかいないと思いますけど、現場の状況としてはよくあることなので備えの知識として知っておいて損はないです。


得もないですけど。



さて次は振動についてです。


解体現場で振動が発生する要因は次の通りです。


①重量物を地面に直接落下させる


②ブレーカーを使う


③重機の移動を高速で行う


これらに対しての対応は


①クッションを敷く


②使用禁止時間があればそれに従う


③ゆっくり移動する


①と②に関しては第3弾の記事に詳細が書いてありますのでそちらを参照してみてください。


③についてはそのまんまです。


といった具合に対応はするので、気になるほど揺れるのであれば一言言えば大丈夫だと思います。


ただしここでもまた例外があります。


それは地盤です。


地盤が悪いと20tクラス以上の重機が移動するだけで解体現場の敷地外まで揺れることがごく稀にあります。


逆に地盤が良いと、もっと大型の重機が目の前で暴れてても一切揺れません。


それほど周辺に与える影響に差があります。


なるべく振動を与えないように慎重に作業した結果まだ揺れが気になる、というのであればそれはもうどうにもならないのが現状です。


とは言ってもそこまで気になるほど揺れ続けるなんてことはなかなかないはずなので、一種の基準というか、諦めのラインとして捉えていただけたらなあと思います。



はい、ということで今回はこんなところでございますがいかがでしたでしょうか?


冒頭で述べた通り、特にこれといったポイントもなかったですね。

少しでも参考になる部分があることを祈っておりますが、時間を無駄にしたという方はすみません。


しかし情報発信していくにあたって、時には役に立たない記事もあって然るべきだと思いますし、こういうゴミ記事があることによって他の良質記事が引き立つこともあるのではないかと。


腐ったみかんがあったとしても腐ってないやつを食べればいいんです。


そういうことなので今回は本当にすみませんでした。


次回は解体工事に苦情をいれるときの注意点を書いていきますのでよろしくお願いします。


最後まで読んでいただきありがとうございました。