どうも、ショックマンです。
ヒヤリハットシリーズ3回目、これが最後になります。
ヒヤリハットなんてもっといっぱいあるはずなんですけど印象に残ってなかったり、ヒヤリ超えちゃってるやつはちょっと笑えなくて書きにくいもんで書きません。
それではよろしくお願いします。
ピヨーン!えーっ?!バンヨヨヨーン!おーっ!!のやつ
これはローカル線の高架橋延長後のいらなくなった高架橋を解体する現場でした。
線路沿いということもありそれはもう細長い細長い。
その細長さに沿うように道路も伸びていて、いわゆる電車通りという道を決して少なくはない量の車が生き急ぐように走っているような状態です。
当時の現場の状況としては橋から基礎まで撤去し終わって、あとは小割しているだけという一番余裕ぶっこいちゃう心理状態で作業は行われていました。
行われていたと言っても僕が一人きりで寂しくやっていただけですけどね。
奇跡的にたまたまこの記事だけを読んだ方がいた時のために説明しておきますと、小割という作業はですね、解体したコンクリート構造物をダンプに積み込んで搬出するためにさらに小さく割るという単純作業です。
かなりうろ覚えですけど配置としてはこんな感じだったかなーと。
なんで仮囲いが途切れていたのか、現場出入り口の予備としてそうしていたのかこれっぽっちも覚えてませんがとにかくそうなってしまってたんです。
当時の状況や心境が全然くっきりしてないのでなんでそんな愚かなことをしてしまったのか謎なんですけど、どういうわけかよりによって仮囲いが途切れている位置でガラ山を触ってしまったんですよね。
するとその瞬間、長い鉄筋がぴんよよーんと元気よく飛んでいってしまったのです。
しかもあろうことか道路の方に向かって見事な放物線を描いて。
「あ、これいったな」
と思いました。
ガラ山を触ってるときに鉄筋が飛んでいくのはたまにあることなんですけどね、だいたい自分の方に引っ張ったらその反発で向こうに飛んでいくならまだしも横に飛んでいくという。
冒頭でも書いたようにこの電車通りって平日の昼間でもまあまあ交通量あるんですよ。
そんな道路に長い鉄筋が飛び出していくわけですからね、そりゃあ諦めますよいろいろ。
ところがその鉄筋、道路に着地したと思ったらぴんよよいーんと元気よく跳ねて現場に戻ってきたんです。
そしてその直後に通過していく車たち。
「なーんつって!ビビった?ビビった?んー?」
という声がその鉄筋から聞こえてくるようでした。
そんなことになった理由は至ってシンプルですが、鉄筋の形がU字形だったんですよねラッキーなことに。
そしてラッキーなことに車がいない間にバネになるように着地してラッキーなことに現場の方向に跳ねるように着地してラッキーなことにトラロープも越えて現場に戻るほどの弾力で跳ねたんですねー。
この時はまさに運が手をつないでこっちに向かってきてくれたということですね。
「タッチ」の西村の逆ですよ。
これ分かる人いたらほんとサイコーお茶したい。
そんなこんなで何事もなく通常営業再開できたわけなんですけど、すんごいびっくりしましたよっていうお話でした。
そして運転中前方に鉄筋に飛び出された運転手はきっと僕以上にびっくりされたことでしょう。
以後気を付けます。
ということで通常ならこれでおしまいになるのですが、この現場で起きたヒヤッとしたことがもうひとつあるのでさらっと書きます。
現場での作業も無事に終わってアタッチメントをユニックで会社に運搬していたときでした。
ユニックというのはクレーンが付いたトラックなんですけどあのクレーンてラジコンになっていて離れたとこからリモコンで操作できるんですよ。
楽しいですよ。
リモコン操作でユニックにアタッチメントを積み込み現場からおよそ20分程走行し、会社に着いて運転席を降りたらアウトリガーの上にリモコンが置いてありました。
いやー、ヒヤッとしましたよ。
おそらく「たまにユニック乗る人あるある」だと思いますけどあれ置いちゃうんですよアウトリガーの上。
あの位置と高さと幅と平らさ。
アウトリガーしまう時、ここに置いたらいいよと言わんばかり
の。
アウトリガーわからない人はGoogleかsiriかアレクサかジャービスに聞いてください。
あれから数年後、そのリモコンは他の人が道中落としてどっかへ行ってしまいました。
それから会社のユニックは、ラジコンを所定の位置に置かないと警告鳴るシステムが導入されました。
めでたしめでたし。