壊したり創ったり考えたりするブログ

タイトル通りです。説明不要。多くは語らず。尻尾は振らず。どうかよろしくお願いします。

車用のカーテン作った

いやー、寒暖差とキャンプブームがすごいですね。
車中泊をする人も多いようなのでそのブームに乗っかったかのように車用のカーテンを作りました。



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いきなりできてますけどこんな感じになりました。


開けるとこんな感じ。
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別に車中泊するためのものではありません。
仕事の休憩中に快適に昼寝するための日除けです。
しかも仕事用の車につけるのではっきり言って見映えなんて二の次です。
しかし多かれ少なかれどうせ時間を費やすならちゃんと作りたい思て、今回カーテンを作る上で3原則を掲げることにしましたんやで。

一.突っ張り棒やヒモの使用禁止
二.簡単脱着
三.安くて素敵

以上3つ。



それでは順を追って書いていきます。
やさしい気持ちを用意できたらお読みください。




まず始めに欲しい布を買います。
こうすることによって「あーめんどくせ~やっぱいいや」ってなるのを防ぐことができます。
次にカーテン本体のために型をとります。
写真がないのでイメージしてください。
家で暇をもて余しているA4のコピー用紙を張り合わせて大きくします。
それを窓枠に合わせてカットします。
ここで僕の失敗ポイント。
布だからそんなにきっちりじゃなくてもいいやと思って大体で型をとるとやっぱり納得いかない形になります。



今だったらこうするだろうと思えるおすすめのやり方としては、ドアか窓を開けてダンボール的なカチッとした紙を窓枠にバチッと当てて型をとるのがいいのではないかと。



上手に型がとれたらそれを元にただの布だった物からカーテンを生み出しますがその前に、カーテンをどういうタイプにするか決めておきましょう。
ピチーっとした折り目をつけたものや家のやつみたいにシワを寄せてるものにしたい場合は型よりも長くしないといけませんので詳細は「カーテン 作り方」で検索してください。
ちなみに僕の試作品1号はピチーっと折り目をつけて作りました。
意気揚々と嫁さんに見せたら「女子高生の制服のスカートみたいだね」という的確な感想をいただいたので折り目をつけるのを止めて平べったい形に変えました。



それから僕はこの時初めてミシンを触り初めてボビンに糸を巻き付けました。
よって裁縫スキルがゼロなのでこの工程に関しては「こうするといいぜ」っていうのはとくにありません。
ただひとつ言えることは「ミシンてとっても便利でとっても楽しい」です。
そんな気持ちでできたのがこちら。
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この白いのはプリーツテープです。
縫いつけるだけでカーテンフックを取り付けることができる優れもの。
大きめの手芸屋さんか通販でどうぞ。



カーブのところはこんな風にやりました。
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カーブに沿って切れ目をいれて折って縫います。
カーブがゆるいと切れ目は少なくて済みますが、きつい場合は細かく切れ目をいれないとクチャってなります。
縫ったら余分なところを切ってアイロンかけて完了。
だいぶ歪んでしまいましたが性格が歪んでるので仕方ありません。



次は肝心のレールです。
3原則に則り安いレールを探しました。
簡単に見つかりました。
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カインズで180センチくらい500円くらい。
プラスチックで軽くて切りやすいのもいい。
言うことなす。



そしたら次は取り付け方。
レールの取り付け場所はここ。
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ここは鉄です。
この鉄を利用して簡単に脱着できるようにするためにはこれしかないやろっていうのが磁石です。
両面テープが一番手っ取り早いのですがそもそもなんで脱着したいかと言いますと、車の乗り換え頻度が多め(と言っても3~5年程度)なのでその度に両面テープ剥がすのがめんどくさいからです。




磁石にもいろいろありますが試した結果、シートタイプは愚か普通の磁石でもなんだか頼りなかったのでネオジウムがいいということに。
しかしホームセンターにあるネオジウムは高くて手がでなかったので、ガックシと肩を落として立ち寄ったダイソーでなんとなく磁石を探してみるとなんと・・・

あるじゃないですかネオジウムが100円で4つも。
しかもレールにぴったりのサイズ感。
言うことなす。


材料が揃ったので加工していきます。
加工と言ってもレールを切るだけです。
レールはプラスチックなのでアクリル用のカッターを使います。
手前にピッピピッピ繰り返し引いていきます。
切るというより細い溝を彫る感覚です。
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3面ある程度彫れたらパキッと折ります。
バリを取ったらレールの適当な所にありがたいネオジウム磁石を両面テープでくっつけます。
いざ取り付けてみると同じ数でも普通の磁石と違ってだいぶビタッときます。
ありがたい。
ちなみにレールを切ると端っこの行き止まりが無くなるので代わりにこんな金具を着けました。
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カーテンに仕込んだ磁石がこの金具にくっつきますです。
こうすることによってめでたくカーテンがピシャッと閉まるようになりました。
反対側は固定なのでこれまたマグネットで適当にとめておきます。
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マグネットがたまたま丸い形でほんのりリベット調になって良いではないですか。



ということでこれで完成ですね。
結局4枚目にしてようやく満足いくものが出来上がりました。
本当はカーブの所のくしゃっと具合をどうにかしたい、ピシッとなってほしいところですが、そこまでしなくても別に良くね?ていうのと布が足りなくなったのともうめんどくさいので諦めました。



なんとなくで作ってみた割には調子いいカーテンができたと思います。
脱着もカーテンレールごと一瞬です。
カーテンがあるとすごく落ち着くのでこうなったら反対側もリアも作りたいと思います。
なんならシート1列目分も作りたいですが、完璧に法に触れないように作ろうと思うとなかなか取り付け方に悩まされるので気が向いたらにします。
多分やらないです。
おしまい。