屋根増築シリーズもついに8話まできましたね。
末広がりの8。
雪だるまの8。
お団子の8。
横にすれば無限大。
乳房。
睾丸。
臀部。
縁起のいいものばかりを連想させてくれる素敵な数字です。
今日も素敵な1日になるといいですね。
さて、そんな8話目の今日は野地板を貼っていく内容です。
今回はもうね、小難しいことはありません。
板を塗って切って貼っていく、これだけです。
まずは材料のチョイスから。
野地板に使われるのはだいたい杉の無垢材か構造用合板だそうです。
今はもう一般住宅の野地板は構造用合板が主流みたいですね。
屋根のリフォームでもほとんどが構造用合板に取り替えるんだよと、屋根やさんのホームページに書いてありました。
そんなこんなを踏まえて検討していくわけですが、僕が作っている屋根の野地板は裏側がそのまま仕上げになるのでむき出しになります。
雨に濡れるわけではないにしても湿気による劣化と見た目を考えると無垢材を使ったほうがいいような気はしましたが、強度、コスパ、特に施工性で軍配が上がる構造用合板を採用することにしました。
合板は接着剤による集合体なのでね、基本的に水に弱いですけど調べてみると構造用合板にも種類があって、「特類」というものだと中長期的な水濡れじゃなければ耐水性があるんだそうな。
それなら湿気ぐらい大丈夫だろうと自分に言い聞かせ、トレーラーを引っ張って合板20枚を心配しながら買いに行きました。
冒頭で小難しいことはないと言いながら、材料選びでいつまでも「大丈夫かなあ」が消えない僕はいつになったら「デレシシシ」と笑える豪快な漢になれるんだろうか。
そうして買ってきた合板たちを塗装していくために庭に全部ビヤーッと並べます。
塗料はキシラデコールのブルーグレイ。
どこからくるにしても湿気を逃がすためにはやっぱり膜を張る系より浸透系かなーと思いましてキシラチョイス。
今回は塗装面が30平米ほどありますんで、破風板の塗装でローラーの味を占めた僕はもちろん今回もローラーでいきました。
そしたらダメでした。
ローラーが必要以上に塗料を吸ってしまってローラーがたっぷたぷ。
たっぷたぷのローラーでコロコロってしたらべっちゃべちゃ。
そのべっちゃべちゃを合板も必要以上に吸いやがるもんだから無駄に塗料が減っていく減っていく。
おまけに2度塗りしたいのに塗料吸いすぎで乾かない。
さらにローラーだと顔料がつきにくいのか色が乗らなくてうっすい。
1回目だから〜、じゃ到底納得できないぐらいうっすい。
困った僕は調べてみると浸透系はコテ刷毛が良いそうで、買ってきましたコテ刷毛を。
人生初コテ刷毛。
いい。
すごくいい。
短毛だから適度に吸ってくれてべちゃべちゃにならない。
べちゃべちゃじゃないのに塗料が伸びる。
スイスイ塗れる。
しかも明らかに色が濃く乗ってる。
塗るのが楽しい。
道具の選定って本当に大切。
そんなことを思いながら塗り終わりました20枚。
次回は野地板とルーフィングを貼っていきます。
それではまた。